高遠周辺 五郎山 (960m) 2010年10月16日

所要時間 18:17 遊歩道入口−−18:20 五郎山 18:22−−18:24 遊歩道入口



 五郎山は高遠市街地のすぐ南側にあり、山頂直下まで車で入れる手軽な山だ。前から存在は知っていたが南アの山の帰り道にいつでも立ち寄れると考えて登っていなかったが、今回は嫦娥岳から下山して温泉に入って買い物が終わり、寝る前に立ち寄ってみることにした。翌朝登ってもいいのだが、できるだけ早く帰って体を休めたいという思いが強くて夜間登山となった。

 高遠市街から白山トンネルを抜けてすぐの分岐に五郎山(車)の案内看板があり、それに従って左に入る。再びすぐ左に曲がる案内がありそこが林道入口となっていた。舗装された道が続き高度を上げていく。GPSで残距離を見ながら運転したら100mを切ったところで五郎山の案内看板が出ている階段があった。山頂より南西側であった。ここには駐車場は無いが道幅が少し広がっており、駐車しても車の通行の妨げにならないのであった。真っ暗なのでヘッドランプを装着、GSPのバックライトを点けて出発。

遊歩道入口標識 階段がスタート地点

 階段は一直線に上がるのかと思ったらすぐに横移動となり、少し草っぽい道を緩く上がっていく。すぐに稜線に出て逆方向の南に行く方が高いのだがGPSは北を指している。後で地形図を見たら五郎山山頂はピークというより北向きの尾根の肩だった。

五郎山山頂 説明書き

 それでも僅かに登りがあり、大きな石碑の立つ五郎山山頂に到着。東屋があったりとよく整備された公園だった。何の石碑かと思って説明の看板を見ると、ここは武田信玄公の五男である仁科五郎のお墓だった。1582年に織田信長の猛攻を受け壮絶な最期をとげ、地元民がここに遺体を葬ったとのこと。それで五郎山なのだった。高遠は歴史の町だがこんな山にも歴史のページが刻まれていたとは。

 下山は登ってきたルートをそのまま戻った。 

 

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